嘘から始まる恋煩い!
私と五十嵐の間に、なんとも言えない沈黙がおりる。
状況を理解すると同時に、私は五十嵐の腕を離した。
「ご、ごごめんっ。怖くて、その、不可抗力、だから………。」
「あぁ、うん、わかってるから。」
暗がりの中で彼の顔が少し赤くなっているのは、気のせい?
「ははっ、ウケるー!雨音って意外とホラー苦手なんだな!」
一方脅かした男子はケラケラと笑っていた。
くーっ、なんなのアイツ!こっちは心臓止まるかと思ったのに!
これが、私と五十嵐が会話した初めての瞬間。
1年以上同じクラスだったのに初会話がこれとか、色んな意味で印象大きすぎる。
そのときから、五十嵐と話すことが少しだけ多くなった。
多くなったと言っても、会話する瞬間は少しだけだったけれど。
そんな日々が続き、2年の3学期、ついに私はそれを目撃する。
五十嵐が私とよく話す男子に何かを問い詰めていたところを。
「なぁ、加藤ってよく雨音と話しているよな?」
「えー、まあ確かに?それがどうしたの?」
「だったら雨音の好きなタイプとか知ってる?」
「えっ?いやー、僕と雨音はほぼゲームのことしかしゃべってないからなぁ……、ごめん。でもなんで?」
「なんでって………、別になんでもいいじゃん。」
って感じだったと思う。
あのときは、私は「なんでそんなことを聞くのかなー、誰かに聞けって頼まれたのかな?」くらいにしか思ってなかったけれど。
あるときは私の書いた学級日誌を食い入るように読んだり、五十嵐が何かの発表をしたときに私が書いたコメントを嬉しそうに見つめていたりしているのを見て、なんとなく察した。
もしかしたら五十嵐、私に好意を持っているじゃないか………って。
もちろん確証はないよ?でも、たまに向けられる五十嵐の視線に、何か熱いものを感じたのは気のせいじゃなかったんだ。
状況を理解すると同時に、私は五十嵐の腕を離した。
「ご、ごごめんっ。怖くて、その、不可抗力、だから………。」
「あぁ、うん、わかってるから。」
暗がりの中で彼の顔が少し赤くなっているのは、気のせい?
「ははっ、ウケるー!雨音って意外とホラー苦手なんだな!」
一方脅かした男子はケラケラと笑っていた。
くーっ、なんなのアイツ!こっちは心臓止まるかと思ったのに!
これが、私と五十嵐が会話した初めての瞬間。
1年以上同じクラスだったのに初会話がこれとか、色んな意味で印象大きすぎる。
そのときから、五十嵐と話すことが少しだけ多くなった。
多くなったと言っても、会話する瞬間は少しだけだったけれど。
そんな日々が続き、2年の3学期、ついに私はそれを目撃する。
五十嵐が私とよく話す男子に何かを問い詰めていたところを。
「なぁ、加藤ってよく雨音と話しているよな?」
「えー、まあ確かに?それがどうしたの?」
「だったら雨音の好きなタイプとか知ってる?」
「えっ?いやー、僕と雨音はほぼゲームのことしかしゃべってないからなぁ……、ごめん。でもなんで?」
「なんでって………、別になんでもいいじゃん。」
って感じだったと思う。
あのときは、私は「なんでそんなことを聞くのかなー、誰かに聞けって頼まれたのかな?」くらいにしか思ってなかったけれど。
あるときは私の書いた学級日誌を食い入るように読んだり、五十嵐が何かの発表をしたときに私が書いたコメントを嬉しそうに見つめていたりしているのを見て、なんとなく察した。
もしかしたら五十嵐、私に好意を持っているじゃないか………って。
もちろん確証はないよ?でも、たまに向けられる五十嵐の視線に、何か熱いものを感じたのは気のせいじゃなかったんだ。