嘘から始まる恋煩い!
東雲海里《しののめかいり》、私の一個上……つまり高等部2年生。
彼はたまに私のことを呼び出して愚痴だの雑談をしてくる人だ。つまり私はストレスのはけ口にされているらしい。
なんで私がこんなことをしているのかと言うと………まあ後ほど。
海里センパイの愚痴などにつきそうかわり、私もお世話になるってことなんだ。
今はもうお世話になることはほぼないけれど、前だったら月に1回、ひどいときは2回くらいはあったかなぁ。

「別にほめてないです。はい、ぱぱーっと言ってください。」
「いや別に今日オレが美亜を呼んだのは、雑談を聞いてもらうためじゃねぇよ?」
「えぇ?じゃあなんで……。」
「ねぇ美亜。」
私が言おうとしたのを笑顔で遮り、海里センパイは口を開いた。
「オレさぁ、最近美亜の様子がなんかおかしいなって思ってるんだよね。」
「はぁ……。」
そんな私、ここ最近では何も………あ。
もしかして……。

「美亜って、好きな人いるの?」

やっぱり、あのことだった。
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