嘘から始まる恋煩い!
授業中の校舎はとても静かだった。
グラウンドから下駄箱へ向かい、抜き足差し足で空き教室へ向かう。
私が今向かっているのは1階にある暗い空き教室。
授業を受ける教室は主に2~4階だから、1階はほぼ人がいない。
そんなところへ向かっている理由は………、あの人との話があるから。
「よっ、体育だったんだ。」
外の声も聞こえずしんと静まった薄暗い教室に、少し低めの声が響く。
空き教室は殺風景だ。
使われていない黒板と机、椅子、教卓があるだけ。でも掃除はされているらしく比較的キレイだ。
なんでも、放課後の委員会の集まりに使うらしい。
「もう、毎回授業をサボってしまうこっちの身にもなってください?結構罪悪感あるんですから。センパイと違って。」
「あは、ごめんって。」
スラリと高い身長は、おそらく180ちょっとはある。
サラサラの真っ黒な髪。紫がかった黒曜石のように人を惹きつける瞳。
透明感のある白い肌は暗がりの中でも目立っている。
すっと通った高い鼻筋と紅色の唇。
それらがそろった彼は完璧なイケメンだ。素性を知っている私には悪魔にしか見えないけれど。
私は彼が寄りかかっている壁の近くまで行き、自分より30センチ以上高い彼の顔を少しにらんだ。
「で、今日は何の用ですか?さっさと用事を済ませてください。」
「君ってオレにだけ冷たいよね、なんで?」
「海里センパイの素性を知っているからですよ。きれいな顔して考えていることは悪魔じゃないですか。」
「ははっ、誉め言葉ありがとう。」
「………。」
グラウンドから下駄箱へ向かい、抜き足差し足で空き教室へ向かう。
私が今向かっているのは1階にある暗い空き教室。
授業を受ける教室は主に2~4階だから、1階はほぼ人がいない。
そんなところへ向かっている理由は………、あの人との話があるから。
「よっ、体育だったんだ。」
外の声も聞こえずしんと静まった薄暗い教室に、少し低めの声が響く。
空き教室は殺風景だ。
使われていない黒板と机、椅子、教卓があるだけ。でも掃除はされているらしく比較的キレイだ。
なんでも、放課後の委員会の集まりに使うらしい。
「もう、毎回授業をサボってしまうこっちの身にもなってください?結構罪悪感あるんですから。センパイと違って。」
「あは、ごめんって。」
スラリと高い身長は、おそらく180ちょっとはある。
サラサラの真っ黒な髪。紫がかった黒曜石のように人を惹きつける瞳。
透明感のある白い肌は暗がりの中でも目立っている。
すっと通った高い鼻筋と紅色の唇。
それらがそろった彼は完璧なイケメンだ。素性を知っている私には悪魔にしか見えないけれど。
私は彼が寄りかかっている壁の近くまで行き、自分より30センチ以上高い彼の顔を少しにらんだ。
「で、今日は何の用ですか?さっさと用事を済ませてください。」
「君ってオレにだけ冷たいよね、なんで?」
「海里センパイの素性を知っているからですよ。きれいな顔して考えていることは悪魔じゃないですか。」
「ははっ、誉め言葉ありがとう。」
「………。」