夕焼けの空に、君を想う。
「否定はしない」
そんなやり取りをしながら、私も隣に座る。
「……ねえ、」
「なに」
「望月って、ほぼ毎日来てくれるよね」
「嫌?」
少しだけ、不安になって聞く。
「……嫌じゃないよ。」
桜陽はそう言った後、少しだけ視線を逸らして続ける。
「むしろ、来ないと寂しいかも」
心臓が跳ねる。
「…なにそれ」
この気持ちが悟られないように、平静を装う。
「ほんとだよ?」
桜陽はあっさりと言った。こんなふうに、私の心を簡単に揺らしてくるのだから、ほんとにずるい。

︎✿︎✿︎✿

今日は朝から雨だった。
窓を叩く雨音は、やけに大きく感じる。
雨は好きだ。
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