来年も、君と桜を。
有無を言わせない声。


「大丈夫ですって」

「いいから」


強く腕を引かれて、

そのまま座らされる。


「……」

横に座る蓮。

近すぎて、余計に心臓がうるさい。


(違う意味でもやばい……)


「ほんとに平気か」

低くて、少しだけ優しい声。


「……はい」

笑う。

いつも通り。
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