響け!涙のペザンテ
ゲストルームに戻ったレオンハルトは手鏡を取り出した。時刻は十時過ぎ。何も映っていない手鏡に向かってレオンハルトは話しかける。
「事務所に誰かいるかい?」
レオンハルトの問いかけに対し、すぐに『全員いるわよ〜!』とマーガレットの明るい声が返ってくる。すぐに手鏡にマーガレットが映った。
「今日は依頼はないのかい?」
レオンハルトの問いに対し、アントーニョがニッと笑う。
『今日は落ち着いてるぜ!たまにはこんな日もいいもんだな!』
アントーニョの言葉に対し、オルハンがニヤニヤと笑う。
『トーニョに来る依頼なんて、ほとんどが護衛とかなんだからいつも暇みたいなものじゃないか』
『テメェ、ぶん殴るぞ!!』
またアントーニョとオルハンの喧嘩が始まった。苦笑するレオンハルトに対し、リズが話しかけてくる。
『レオンハルトさん。何かお屋敷であったんですか?』
「確かに依頼人からの挑戦はかなり難易度だね。でも私はそれよりもーーー』