敏腕記者の怪我は溺愛の始まり~そんな昇格結構です
「それに高原……いつもより隈がひどい、今日は必ず早めに帰れ。上司命令だ」

「……はい」

「佐山、今回の取材で高原を見返してやれ」

「はい!」

 高原はちろりと雪を見て薄ら笑いを浮かべている。雪は心の中で地団駄を踏んだ。

 部長は雪に早く行けと目で合図し、高原の肩を叩きながら部屋へ誘導してくれた。

「助かった……とにかく急がないと……」

 雪は時計を見て席へ向かった。原稿に集中した。











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