多重王太子失格男と婚約破棄します
「エリザベス、お前だけはもう絶対に許さない、いつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつも僕を舐めやがって、そんなに僕を見下して自分を高めたい気になっているのか!」
こんな宣言をしたのは、私の婚約者(笑)である王太子様だ。
はぁ……
私は王命だから仕方なく応じてましたけどね、本気で嫌で嫌で仕方なかったが、
それでも国王陛下とお父様の命令には、まぁ貴族として従わないといけないから応じていたのに、この勘違い、あまりにあまりじゃないかしら……
「よ……よくも無視したな!またしても僕を侮辱して自分を高めた気になりおって、その優越の精神許さないぞ!」
……呆れててつい初手の対応が遅れただけなんですが、被害妄想強すぎません?
ここらでハッキリ言ってやりましょう!
「……王太子様返事が遅れたのは失礼しました!しかしですね、この際はっきりさせて頂きますわ!」
「……な……なんだというのだ!また僕を見下して自分を高めようとしているのか?」
「ハッキリ言いましょう!そんな被害妄想をしている王太子様そのものは、王太子としての尊重はしますが、人としては見下していると言えるでしょう!」
「……何て奴だ!よくも僕を馬鹿にしたな!僕を馬鹿にしてそんなに高みでいたいのか!夫になる男をたてて共に成長する気は無いのか!」
「王太子様の勘違いは、別に王太子様を見下したからって私が高まるなんてことは一切無いと言う点です」
「何を言うのだ!僕を馬鹿にすればそれだけお前が高みになると言う事では無いか!」
「……いいえ違いますね、別に王太子様を見下しているのは、私がどうとか関係無く、王太子様がこんな被害妄想をする時点でしょうも無いと思っているからですわ!」
「何故そんなことをするのだ性格が悪いぞ!」
「……何を言ってるんですかね、こんなことを言われて見下すなって方が無理があります、むしろ本当は隠しておきたかったのですが、思わず正直に言ってしまいましたよ!」
「そんなことはありえない、自分を高めるために僕を見下しているんだ!」
「だからなぜそんなことをしないといけないのです、例えば王太子様がこのまま排泄物になったとしても、別に私の価値のどこが上がると言うのです?」
「よくもよくもよくもよくも、僕をそんな例えにしやがったな!」
「……では分かりやすく例えましょう、例えば今回の件で私が無礼という事で公爵令嬢がはく奪されようがされまいが、王太子様の身分が王太子であることは変わらないでしょう!」
「そんなことは無い、お前の身分が平民に落ちたら僕がもっと偉いことになるではないか」
「……この世に私しかいないのですか?別に他の公爵令嬢に対しては一切変わらないし、そもそも王太子様なんだから、たかが貴族令嬢ごときと身分を競ってどうするのですか……」
「な……何でお前は公爵令嬢なのにたかがとか謙虚な振りをするんだ!」
……頭が痛い、この人は比較と絶対の区分がデタラメでは無いか……
そして王太子様いや陛下というのは、我々に官位をくれる根源みたいなもので、他の貴族達とは違う存在では無いか、
こういう政治哲学を全部無視して変なことを言わないから、王太子様の身分は尊重できても、人としては見下していると言うのに……
私はこれをどう説明すればいいのだろうか?
「……もう無理です、私に王太子様の婚約者は務まりません、陛下の所に行かせて頂きます!」
「ま……まて、僕を見捨てたりするな!」
知らんがな!私に無理なものは無理!
「陛下恐れ入ります、私には王太子様の婚約者は不可能です!どうか婚約破棄をお願いします、それでもやれというのであれば、私は修道院に引退します、本気です!」
「な……待て待て待て待て待て待て待て待て!それはよくないぞ、確かにそなたが苦労しているのは知っているが、修道院にいかれるくらいならば、婚約破棄応じよう!」
「さ……流石陛下ありがとうございます、臣のワガママを受け入れて下さり大変恐縮であります!」
「……ああやはり我が息子は駄目なのか?」
「……私ごときが王家のことに口を出すのは許されませんが、私ごときでは王太子様の妻は不可能でございます!」
「いやエリザベスに無理なら誰でも無理じゃないか?」
「いいえ……自分で言うのもなんですが、私は忍耐強さが足らないので、もっと王太子様にとことん付き合える令嬢でしたら何とかなれるかもしれません……」
「つまりだ、頭の出来よりも我慢強さってことか?」
「……流石は陛下です、その通りでございます!」
……王太子様を廃嫡はおそらくできない、いざとなれば陛下もご決断されるかもしれないが、王太子様は陛下がかつて愛していた亡き王妃様の一人息子なのだ。
ギリギリまで王太子様を廃嫡できるわけが無いのだ……
そのために駄目王太子様であっても、何とか盛り立てたい陛下のお気持ちは分かるのですが、申し訳ありません、私には無理でした……
どうやら王太子様は超狭い世界観に生きているらしく、
私が下がれば自分が相対的に偉くなった気になるらしい
だがこれはあまりに茶番では無いか、3歳児以下を相手にするのではないのだから、そんなものに私は我慢できなかった。
だって私がどうであったって王太子様なんですから、堂々としていればいいのだから……
こんな宣言をしたのは、私の婚約者(笑)である王太子様だ。
はぁ……
私は王命だから仕方なく応じてましたけどね、本気で嫌で嫌で仕方なかったが、
それでも国王陛下とお父様の命令には、まぁ貴族として従わないといけないから応じていたのに、この勘違い、あまりにあまりじゃないかしら……
「よ……よくも無視したな!またしても僕を侮辱して自分を高めた気になりおって、その優越の精神許さないぞ!」
……呆れててつい初手の対応が遅れただけなんですが、被害妄想強すぎません?
ここらでハッキリ言ってやりましょう!
「……王太子様返事が遅れたのは失礼しました!しかしですね、この際はっきりさせて頂きますわ!」
「……な……なんだというのだ!また僕を見下して自分を高めようとしているのか?」
「ハッキリ言いましょう!そんな被害妄想をしている王太子様そのものは、王太子としての尊重はしますが、人としては見下していると言えるでしょう!」
「……何て奴だ!よくも僕を馬鹿にしたな!僕を馬鹿にしてそんなに高みでいたいのか!夫になる男をたてて共に成長する気は無いのか!」
「王太子様の勘違いは、別に王太子様を見下したからって私が高まるなんてことは一切無いと言う点です」
「何を言うのだ!僕を馬鹿にすればそれだけお前が高みになると言う事では無いか!」
「……いいえ違いますね、別に王太子様を見下しているのは、私がどうとか関係無く、王太子様がこんな被害妄想をする時点でしょうも無いと思っているからですわ!」
「何故そんなことをするのだ性格が悪いぞ!」
「……何を言ってるんですかね、こんなことを言われて見下すなって方が無理があります、むしろ本当は隠しておきたかったのですが、思わず正直に言ってしまいましたよ!」
「そんなことはありえない、自分を高めるために僕を見下しているんだ!」
「だからなぜそんなことをしないといけないのです、例えば王太子様がこのまま排泄物になったとしても、別に私の価値のどこが上がると言うのです?」
「よくもよくもよくもよくも、僕をそんな例えにしやがったな!」
「……では分かりやすく例えましょう、例えば今回の件で私が無礼という事で公爵令嬢がはく奪されようがされまいが、王太子様の身分が王太子であることは変わらないでしょう!」
「そんなことは無い、お前の身分が平民に落ちたら僕がもっと偉いことになるではないか」
「……この世に私しかいないのですか?別に他の公爵令嬢に対しては一切変わらないし、そもそも王太子様なんだから、たかが貴族令嬢ごときと身分を競ってどうするのですか……」
「な……何でお前は公爵令嬢なのにたかがとか謙虚な振りをするんだ!」
……頭が痛い、この人は比較と絶対の区分がデタラメでは無いか……
そして王太子様いや陛下というのは、我々に官位をくれる根源みたいなもので、他の貴族達とは違う存在では無いか、
こういう政治哲学を全部無視して変なことを言わないから、王太子様の身分は尊重できても、人としては見下していると言うのに……
私はこれをどう説明すればいいのだろうか?
「……もう無理です、私に王太子様の婚約者は務まりません、陛下の所に行かせて頂きます!」
「ま……まて、僕を見捨てたりするな!」
知らんがな!私に無理なものは無理!
「陛下恐れ入ります、私には王太子様の婚約者は不可能です!どうか婚約破棄をお願いします、それでもやれというのであれば、私は修道院に引退します、本気です!」
「な……待て待て待て待て待て待て待て待て!それはよくないぞ、確かにそなたが苦労しているのは知っているが、修道院にいかれるくらいならば、婚約破棄応じよう!」
「さ……流石陛下ありがとうございます、臣のワガママを受け入れて下さり大変恐縮であります!」
「……ああやはり我が息子は駄目なのか?」
「……私ごときが王家のことに口を出すのは許されませんが、私ごときでは王太子様の妻は不可能でございます!」
「いやエリザベスに無理なら誰でも無理じゃないか?」
「いいえ……自分で言うのもなんですが、私は忍耐強さが足らないので、もっと王太子様にとことん付き合える令嬢でしたら何とかなれるかもしれません……」
「つまりだ、頭の出来よりも我慢強さってことか?」
「……流石は陛下です、その通りでございます!」
……王太子様を廃嫡はおそらくできない、いざとなれば陛下もご決断されるかもしれないが、王太子様は陛下がかつて愛していた亡き王妃様の一人息子なのだ。
ギリギリまで王太子様を廃嫡できるわけが無いのだ……
そのために駄目王太子様であっても、何とか盛り立てたい陛下のお気持ちは分かるのですが、申し訳ありません、私には無理でした……
どうやら王太子様は超狭い世界観に生きているらしく、
私が下がれば自分が相対的に偉くなった気になるらしい
だがこれはあまりに茶番では無いか、3歳児以下を相手にするのではないのだから、そんなものに私は我慢できなかった。
だって私がどうであったって王太子様なんですから、堂々としていればいいのだから……

