悪魔な義理弟《ボディーガード》~ヤンキー校最凶犬男子の独占欲が強過ぎる~
◇◇◇
「うわー、すごい!屋上ってこんなに眺めがいいんだー」
雨宮君に連れられ、最上階部屋の裏手にある階段を登り、扉を開けると、目の前には街一面が広がり、思わず歓喜の声が漏れた。
基本屋上は怖い人達の溜まり場なので、これまで一切来たことがなく、初めての場所に気分が一気に上昇してくる。
「この景色が独り占め出来るなんて、雨宮君達の権力って凄いね」
「それはよく分かんねーけど、まあ色々と便利ではあるな」
どうやら彼が言うには、ここは最上階部屋の延長らしく、あの部屋に立ち入る人しか使用してはいけないという暗黙のルールがあるらしい。
他にも色々と特権があるみたいで、この学校の人達がこぞって最上階部屋を狙う理由がここでようやく分かった気がした。
「じゃ、俺は適当にしてるから。あんたも好きなことやってて」
そう言うと、雨宮君は入り口脇にある小さな物置まで足を運び、そこから白いキャンパスと画材道具を取り出してきた。
「もしかして、雨宮君がたまにサボるのって絵を描くためだったの?」
「まあ。授業受けるより楽しいし」
転校して早々。既に何度かサボり始めている彼は相変わらず自由奔放だなと思っていたけど、まさか趣味に没頭していたとは。
それで授業に出ないのはいかがなものかと思うけど、そこまで自分の好きなことに真っ直ぐいられるのは何だか羨ましいと思う。
「ねえ、もし雨宮君が良ければ絵を描いてるところ見ててもいい?私は特にやることないし」
このままぼーっとしているのも良かったけど、せっかくの機会だし、私は期待を込めた目を向けると、雨宮君は嫌な顔をせず一つ返事で頷いてくれた。
「うわー、すごい!屋上ってこんなに眺めがいいんだー」
雨宮君に連れられ、最上階部屋の裏手にある階段を登り、扉を開けると、目の前には街一面が広がり、思わず歓喜の声が漏れた。
基本屋上は怖い人達の溜まり場なので、これまで一切来たことがなく、初めての場所に気分が一気に上昇してくる。
「この景色が独り占め出来るなんて、雨宮君達の権力って凄いね」
「それはよく分かんねーけど、まあ色々と便利ではあるな」
どうやら彼が言うには、ここは最上階部屋の延長らしく、あの部屋に立ち入る人しか使用してはいけないという暗黙のルールがあるらしい。
他にも色々と特権があるみたいで、この学校の人達がこぞって最上階部屋を狙う理由がここでようやく分かった気がした。
「じゃ、俺は適当にしてるから。あんたも好きなことやってて」
そう言うと、雨宮君は入り口脇にある小さな物置まで足を運び、そこから白いキャンパスと画材道具を取り出してきた。
「もしかして、雨宮君がたまにサボるのって絵を描くためだったの?」
「まあ。授業受けるより楽しいし」
転校して早々。既に何度かサボり始めている彼は相変わらず自由奔放だなと思っていたけど、まさか趣味に没頭していたとは。
それで授業に出ないのはいかがなものかと思うけど、そこまで自分の好きなことに真っ直ぐいられるのは何だか羨ましいと思う。
「ねえ、もし雨宮君が良ければ絵を描いてるところ見ててもいい?私は特にやることないし」
このままぼーっとしているのも良かったけど、せっかくの機会だし、私は期待を込めた目を向けると、雨宮君は嫌な顔をせず一つ返事で頷いてくれた。