悪魔な義理弟《ボディーガード》~ヤンキー校最凶犬男子の独占欲が強過ぎる~
「莉子は甘いんだよ。てか、莉子の背後に俺が居ることをまだ知らない奴がいたとはな」
「本当に、その言葉通りの意味でびっくりしたよ」
男の子に声を掛けられたのは、ほんの数分前の出来事だったのに、一体櫂理君はどうやってここが分かったのだろう。
毎度告白される度に的確なタイミングで現れてくるので、GPSでも仕掛けられているのではないかと疑ってしまう。
「俺を誰だと思ってるんだよ?莉子に関する情報は即報しろって指示してるんだから逃すわけないだろ」
そう自信満々に話す櫂理君の表情は頗る悪人顔をしていて、改めて感じた弟の凄さと恐ろしさに思わず身震いしてしまった。
確かに、櫂理君に逆らう人なんて、おそらくこの学校では誰一人としていないと思う。
だって、彼は校内だけに留まらず、この地域一帯で一番最強で、最恐だから。
そして、そんな彼に今日も私は異常な程愛され、守られている。