悪魔な義理弟《ボディーガード》~ヤンキー校最凶犬男子の独占欲が強過ぎる~
__一時間後。
「ねえ、櫂理君。その人誰?」
あれから莉子にすぐ連絡をして近くの公園に呼びつけると、異様な組み合わせに驚いたのか。莉子はたじたじになりながら、おっさんと俺達を交互に見た。
「ちょっとした知り合い。このおっさん有名な凄腕催眠術師みたいで、莉子に催眠術がかかるかどうか試したくなって」
「え!?そんな怖いことヤダ!」
とりあえず、包み隠さず目的を話したら、予想通りあからさまな拒否反応を見せてきたので、俺は得意の子犬顔を作り、莉子の腰に手を回した。
「一回だけ。莉子が俺のこと彼氏として見れるのか試すだけだから。な?」
そして、顔を覗き込みながら猫撫で声でお願いすると、莉子はこれ以上抵抗することを止めて、渋い表情を見せてくる。
「またそんな怪しい遊びして……。……それじゃあ、一回だけだよ?かからなかったら、もうしないからね」
それから、出てくる答えはやっぱり承諾で。
本当に、とことん俺に甘いということがこれでよく分かる。