悪魔な義理弟《ボディーガード》~ヤンキー校最凶犬男子の独占欲が強過ぎる~
◇◇◇
「あらー。君凄く格好いいわね。このキングサーモンの刺身でも食べてく?」
「何言ってるの?若い男の子は魚より肉でしょ。このサーロインステーキ試食分全部食べていいわよ」
「それなら、お口直しに搾りたてのオレンジジュースでもどう?」
「やったー。全部頂きます」
餌付けされてる!
スーパーのおばちゃん達に、ここぞとばかりに餌付けされてる!
お母さんから頼まれた食材を探そうと少し目を離した隙に、いつの間にやら櫂理君の周りには試食のおばちゃん達で溢れかえっていて。私は暫くの間唖然としながらその場で立ち尽くした。
折角だから、お散歩がてらに今日は少し離れたショッピングモールへ行こうという櫂理君の提案を受けたはいいものの。
規模が広いせいか、いつも以上に人が集まっていて、私の入り込む隙は何もない。
「あ、莉子。これ上手いぞ。莉子も食う?なんかケーキとかあるらしいけど」
そして、私の存在に気付いた櫂理君は、ほぼフルコース分はあるであろう。大量の試食品が並べてあるお盆を片手に手招きをしてきた。
「いいから、早く行こう!」
このままだとおばちゃん達に取り込まれてしまいそうな危機感が湧き、私は人の隙間を掻い潜り、慌てて櫂理君の腕を掴んでこの場から引き摺り出した。
「あらー。君凄く格好いいわね。このキングサーモンの刺身でも食べてく?」
「何言ってるの?若い男の子は魚より肉でしょ。このサーロインステーキ試食分全部食べていいわよ」
「それなら、お口直しに搾りたてのオレンジジュースでもどう?」
「やったー。全部頂きます」
餌付けされてる!
スーパーのおばちゃん達に、ここぞとばかりに餌付けされてる!
お母さんから頼まれた食材を探そうと少し目を離した隙に、いつの間にやら櫂理君の周りには試食のおばちゃん達で溢れかえっていて。私は暫くの間唖然としながらその場で立ち尽くした。
折角だから、お散歩がてらに今日は少し離れたショッピングモールへ行こうという櫂理君の提案を受けたはいいものの。
規模が広いせいか、いつも以上に人が集まっていて、私の入り込む隙は何もない。
「あ、莉子。これ上手いぞ。莉子も食う?なんかケーキとかあるらしいけど」
そして、私の存在に気付いた櫂理君は、ほぼフルコース分はあるであろう。大量の試食品が並べてあるお盆を片手に手招きをしてきた。
「いいから、早く行こう!」
このままだとおばちゃん達に取り込まれてしまいそうな危機感が湧き、私は人の隙間を掻い潜り、慌てて櫂理君の腕を掴んでこの場から引き摺り出した。