悪魔な義理弟《ボディーガード》~ヤンキー校最凶犬男子の独占欲が強過ぎる~
「なにやってんだ?」
すると、丁度コンビニから帰ってきた櫂理君が現れた途端、パンチパーマの男はかなり焦った様子で、気を失っている坊主男の元へと駆け出した。
「おい、起きろ!さっさと行くぞ!」
そして、坊主男の体を思いっきり揺さぶると、無理矢理引っ張り、逃げるようにこの場を去っていった。
どうやら、向こうは櫂理君のことをよく知っているようで。一体彼の知名度はどれ程のものなのかと、心底疑問に感じた。
「なんだ。また虫がわいてたのか」
「まあね。ここ最近多くて」
「暖かくなってきたからか?てか、時期関係あんの?」
「さあ?」
それから、側から聞いていれば、本当に虫の話をしているようにしか見えない二人に、私は暫くの間言葉を失う。
そして、圭君が何故我が校No.2のポジションに立っているのか。
ここにきてようやくその意味が分かり、私は改めて彼等の恐ろしさを身に染みて感じたのだった。