悪魔な義理弟《ボディーガード》~ヤンキー校最凶犬男子の独占欲が強過ぎる~
ダメだ。
やっぱり、何をしても気まずい空気からなかなか抜け出せない。
それに、櫂理君は私の話をちゃんと理解してくれたのだろうか。
なんだかあっさり交わされたような気がして、釈然としない。
とにかく、今は櫂理君の身を守ることが最優先。
喧嘩とかそういうのは無理だけど、監視の目になるくらいなら私でも出来るはず。
それに、櫂理君が一人の時に狙われるなら、彼を一人にさせなければいいんだ!
私は悶々とする気持ちを振り払い、思考を切り替えると、沸き立つ使命感に拳を強く握りしめた。