悪魔な義理弟《ボディーガード》~ヤンキー校最凶犬男子の独占欲が強過ぎる~



__そして、迎えた放課後。




「あらー、随分と大所帯ねぇ。狭い家だけど、どうぞゆっくりしてってね」

「急にすみません。お邪魔しまーす」


なんやかんや勉強会の場所は我が家ということになり。

初の宇佐美家訪問に、美南は軽い足取りで家の中へと入っていった。


「それにしても、雨宮君がここまで来てくれるとは思わなかった。なんか色々ありがとう」

「今日はバイトないし。あと、莉子の家って割と俺の家から近いから」

「そうなんだ。てか、雨宮君ってバイト何やってるの?」


「おい。人の家で勝手にイチャついてんじゃねーよ」

それから、玄関で靴を脱ぐ雨宮君と少しだけお喋りをしていたら、即座に櫂理君が私達の間に入り、牽制してきた。

「ていうか、さっさと中入ってくれる?渋滞してんだけど」

その後ろでは、私達のやり取りを呆れ顔で眺めている圭君が立っていた。

まさか、圭君まで来てくれるとは予想外で。
櫂理君曰く、この勉強会の話をしたら「なんか面白そう」の一言で付いて来たんだとか。

そんなこんなで、合計五人で勉強会をすることになり、これ程の人数がうちに集まるなんて、小学生以来かもしれない。



「言っとくけど、莉子の勉強は俺が見るから。お前はその女でも見てろ」

そして、みんなをリビングへ案内してから早々に櫂理君は私の隣に座り、再び牙を剥く。

「別に誰でもいいけど、相変わらずその独占欲ウザ過ぎるな」

しかし、雨宮君はさほど気にすることなくノートを広げると、目を細めて櫂理君を見返した。
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