原始の湖畔、サファイアの瞳
 少年は石槍を大地に叩きつけ、喉の奥から獣のような咆哮を上げた。

 震え上がる群れを、情け容赦なく追い払う。

 石槍を掴み、先を向けた。

 去っていく彼らの背中を見つめながら、少年は彼女の前に立ちはだかり、二度と誰にも触れさせないと誓うように、その細い首を強く、熱く抱きしめていた。
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