難攻不落な総長様と攻略不可な天才女子
いつもの口調で聞いてくる羽野。

その様子を見て私は特に不信感を持たなかった。

「・・・・・・優しくって・・・・・・可愛い・・・・・・?」

そのまま思っていることを言うと羽野は嬉しそうな笑顔になった。

「ふふっ・・・・・・そっかぁ!」

・・・・・・可愛い。

「俺、維ちゃんからしたら優しいし可愛い・・・・・・」

幸せそうに言う羽野。

この時に七条がどんな仕打ちをされてるかなんて・・・・・・考えてなかった。

教室に着き、羽野と別れると少ししてから凜が教室に入ってきた。

もう既に教室にはぱらぱら人がいて始業時間まであと15分だった。

ちなみに大野神雲母は最近私に対して嫌味は言わないけれど裏で色々言ってるらしい。

ただ、誰も私に何もしないから羽野と逃げたときの女の子たちがなにか言ったのか、私に関わりがなくて特になにかする気にも慣れないだけか分からないけどクラスの子には今のところ何もされてない。

白鐘悠斗は今のところいい噂はなく、今まで聞いたことがあるのは酷い内容ばかりだからそこも大丈夫。

それに白鐘悠斗は元々非行しかしてないから学校に来ることは滅多にない。

だから学校は何もされない。

―――はずだった。

*  *  *

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