難攻不落な総長様と攻略不可な天才女子
「最初は・・・・・・まぁ可愛い子だなーとか、凜が連れてくるから良い子なんだろうなーとか。そんなレベルだったけど・・・・・・」

そう言うと晴一は少し困ったように俺を見た。

「でも、どんどん維ちゃんのこと知ってったら・・・・・・なんか普通にどんどん好きになってって・・・・・・それにゆう・・・・・・弟のこともちゃんと話聞いてくれたし」

俺がそう言うと晴一は一瞬目を光らせたと思ったけど、直ぐに「ふーん」と言いながらいつも通りの顔に戻った。

え・・・・・・なんかまずいこと言った・・・・・・かも・・・・・・?

*  *  *

「・・・・・・」

「ぁ、ぇ・・・・・・?」

朝とほぼ同じような状況。

強いて言うなら晴一はニッコニコで維ちゃんもいるくらい。

クッソつまんない授業が終わって、HRが終わったと同時に凜が俺を強制連行して校門まで連れてきた。

だから癸酉さんもいる。

「お前と維が二人“だけ”で会った。登下校以外で」

癸酉さんが口を開いたと思ったらそう言った。

「あ・・・・・・え・・・・・・あ・・・・・・」

維ちゃんが言ったんだろうとわかる。

癸酉さんと凜のオーラに気付いて少し心配そうに俺を見つめる維ちゃんがいるから。

「・・・・・・凜、は?」

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