孤独な少女はハイスペ総長様達に溺愛されてます
「維ちゃん、水無瀬は?」

俺が靴を脱ぎながら聞くと、源はあからさまに嫌そうな顔をした。

しかも、維ちゃんが俺の言葉に少し嬉し気な表情になる。

「あ、もう来てて・・・・・・」

維ちゃんはそう言って扉からリビングが見える方を指す。

維ちゃんの嬉しそうな様子に俺と宙海さんも少しもやもやした。

全員が靴を脱ぎ、リビングへ向かうとソファで水無瀬が眠っていた。

「え、凜っ・・・・・・!?・・・・・・結局寝ちゃってる・・・・・・」

維ちゃんはそう不服そうな台詞でも声色は嬉しそう。

嗚呼・・・・・・維ちゃんは水無瀬が好きなんだ。

そんなの分かってた。

だからって・・・・・・維ちゃんが可愛いから。

あんな可愛い子に惚れない男、いないって。

維ちゃんが水無瀬に近づこうと足を一歩出すと、それより早くすたすたと源が水無瀬の前に立った。

パシッ!

源は水無瀬の腹部を叩いた。

「凜起きて!マッジで俺等に喧嘩売ってるレベルだから今すぐ!!」

さっきの電話の続きか、源はまだ水無瀬にキレている。

源に叩かれ、水無瀬はゆっくり瞼を開きながらソファに座った。

< 145 / 175 >

この作品をシェア

pagetop