孤独な少女はハイスペ総長様達に溺愛されてます
「あぁ。俺は潰れたから族には入ってない」

「―――、――――。――――」

うっすら聞こえた、維ちゃんの声。

「―――」

凜のような声も聞こえた。

・・・・・・維ちゃんが、近くにいる。

いくら凜と一緒でも精神の問題はどうにも出来ない。

「はぁ。分かった。場所、教えるから着いてこい」

「それで良いんだよ」

維ちゃんの声がしなかった方へ俺は足を進める。

「「「っ・・・・・・!!」」」

維ちゃんと凜が来ない方へ進んだはずなのに。

なのに、俺が曲がり角を曲がると、維ちゃんと凜が来た。

「維」

凜が苑組が視界に入った途端、維ちゃんを自分の横から後ろに移動させる。

「おい、水無瀬。維居るんだろ」

維ちゃんを隠して凜と俺は苑組を睨む。

一瞬だけ凜と目を合わせた後、俺は苑組の背後にすぐに行って両手を自分の手で拘束すると、凜が苑組の首を手刀で叩き意識を飛ばせた。

< 158 / 175 >

この作品をシェア

pagetop