孤独な少女はハイスペ総長様達に溺愛されてます
ホントに一瞬の出来事で、状況把握の出来ていない維ちゃんは戸惑ったように目がウロウロしていてそれがまた可愛らしい。

「え、は、羽野・・・・・・?凜も羽野も・・・・・・この人、誰・・・・・・?」

凜は維ちゃんの近づいてそっと頭を撫でる。

・・・・・・人前でいちゃつくなよ・・・・・・。

俺は内心そう思いながらも、口を開く。

「この人は、Vertexだった人。俺等に・・・・・・しかも下についてる人も連れてかないで5人で倒したことの逆恨み」

・・・・・・ギリ嘘じゃない。

嘘と嘘じゃないのギリギリのラインを攻める。

維ちゃんは納得したようで、もう目線は怖がるようにうろついていなかった。

「ていうか、凜と維ちゃんは何してたの?」

俺等は苑組から離れるように歩き出す。

自分で聞いてるけど・・・・・・正直どこ行こうかは分かる。

「宙海さんの所の店だ」

ほらやっぱり。

あそこ、営業してないから店扱いになるのかな?

そんな呑気なことを考えていると、凜がまた口を開いた。

「お前は」

「特にな〜んにも。暇だったから。まぁいくら暇だからって変な奴に絡まれたくはなかったね」

維ちゃんに合わせるように凜はいつもよりペースを落として歩いている。

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