難攻不落な総長様と攻略不可な天才女子
私とお母さんは顔がまあまあ似てる。

姉妹ってよく言われるくらい。

愛想のいいお姉ちゃんと引きこもり症の妹的な感じで。

口のピアスはお母さんが自殺する前に私に買ってくれたもの。

『これはお母さんから、黒月からの最後のプレゼント。お守りよ。ずっとお母さんが見守ってる。一生を捧げれるような大事な、大切な人にだけ見せてね。まあ結婚したい人よ。じゃあ・・・・・・お母さん、逝ってきます』

私はこのとき馬鹿だった。

笑顔でお母さんが言っていた『逝ってきます』は裏街での悪者対治に『行ってきます』だと思ってた。

でもお母さんは天国、もしくは地獄に『逝ってきます』だった。

それで、お母さんが死んだ。

お母さんが見守ってくれてるってだから外さない。

でもお母さんからのお守り。

絶対見せない。

結婚したい人なんて絶対現れない。

「凜、体育祭は?」

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