難攻不落な総長様と攻略不可な天才女子
「・・・・・・あぁ」

宙海さんはそうとだけ言い、来た道を戻った。

「はい、次は俺とね!」

そんな声が私の両肩に手を置かれながら聞こえた。

「あ・・・・・・七条」

振り返ると、七条がいた。

「俺より凜の方が良いと思うけどさ、凜今日遅刻だから!一応来るから!だから俺で!」

七条は私にお願いするように言った。

「え・・・・・・むしろ私護衛してもらってる側だよね・・・・・・?」

「・・・・・・まずそもそもの話、なんで護衛されてるか知ってる?」

そういえば。

「ううん。知らない」

「えっとな、白鐘の事があったから大野神からの護衛だな。教室についたら人の目があるからある程度は大丈夫だ」

へー。

「維!」

私を呼ぶ声が聞こえ、振り向くと・・・・・・。

すごくスピードで走って近づいてくる凜が。

「はぁ!?水無瀬!?あそこからここまで30分はかかるだろ!?」

「宙海さんのバイクパクった。一応借りるメールはした」

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