難攻不落な総長様と攻略不可な天才女子
「・・・・・・両方だ」

・・・・・・。

「・・・・・・り、ん・・・・・・」

私は一つのことを考えてしまい、声が震えた。

でも・・・・・・きっと二人きりなのは今しかない・・・・・・。

「お母さんが・・・・・・黒月が自殺した理由って・・・・・・知ってるでしょ・・・・・・?」

私はお母さんの笑顔を思い出してしまい、顔を下に向け涙を堪えた。

「・・・・・・ああ」

っ・・・・・・。

自分で聞いたはずなのにも関わらず、凜の言葉にどうしても足から力が抜けそうになった。

「・・・・・・なん、で・・・・・・か・・・・・・おしえ、て・・・・・・」

ボロボロの声で聞くと、凜は困ったような顔をした。

「・・・・・・いつか言う。だからもう少しで言うから今日は待ってくれ・・・・・・」

「ありがとう」

今知ることの出来ない悲しさと、今知らなくて良かったと思った安心という矛盾している気持ちが一気に押し寄せてきた。

「・・・・・・一つ言うなら、維のせいじゃない」

凜はそう言いながら私の頭を優しく撫でてくれた。
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