難攻不落な総長様と攻略不可な天才女子
「そのせいで・・・・・・勇輝が・・・・・・殴られて・・・・・・止めても俺が優しいって褒められて・・・・・・」

「・・・・・・なんで?」

え?

「なんで羽野が悪いの?」

「ぇ・・・・・・?」

どういう、こと・・・・・・?

維ちゃんは俺の目を見て逃さないようにしっかりと見つめた。

「そんなの・・・・・・羽野の両親が悪いじゃん・・・・・・えっとだから・・・・・・」

維ちゃんは少し戸惑ったように言った。

「2位とか3位ってことは大分順位は上なわけじゃん・・・・・・?で、それで殴ったり怒鳴ったりって・・・・・・」

「・・・・・・俺もそう思ったよ!」

優しく聞いてくれてるのになぜか毛を逆撫でされたような感覚に陥った。

「俺もそう思った!だけど勇輝の消えた3年間はもう戻ってこない!どれだけ親が悪いって言い訳しても俺がいなかったら勇輝は幸せだった!」

俺は維ちゃんを涙目になりながら見た。

「・・・・・・羽野、それは違う」

「っ・・・・・・」

維ちゃんは・・・・・・分かってくれないの・・・・・・?

「どうせその勇輝くんが怒られるときに『お兄ちゃんはこんなに優秀なのに』的な事言われてたからそう思うんだよ。2位とか3位で怒るってことは怒る時に言う内容の話であって羽野がいてもいなくても勇輝くんは責められてたってことじゃん・・・・・・」

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