Actors☆5(アクターズ☆ファイブ) ~5人で挑む、はじめての舞台~


(こいつ……上手いな)


雄星の演技を実際に目にして、塁生は素直に驚いた。

台詞を読んでみて、自分がわざと斬られるという発想はなかったからだ。

それに、その演技力もずばぬけていると感じた。


悔しいが、自分の演じた男よりも、雄星の演じた男の方が、ずっと“覚悟”のようなものが感じられた。

こういう芝居が客の心をつかむのだろうと、そう思ったのだ。


「……やるじゃん」


素直に称賛の言葉を口にした塁生に、雄星は目を丸くした。

そして雄星も、塁生の演技に対する感想を口にする。


「……お前もな」


雄星もまた、塁生の演技が想像よりずっと上手くて、素直に驚いていたのだ。

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