Actors☆5(アクターズ☆ファイブ) ~5人で挑む、はじめての舞台~


「――そこまで! 浅羽くん、すごくよかったよ! 大切な相手を撃っちゃうことに対する葛藤とか悲しみが、すごく伝わってくる演技だったね」

「へへ、まぁ、できて当然だけどな」


優希に絶賛されて、塁生はまんざらでもない顔をしている。


そして、次は雄星が演じることになった。

芝居にピストルを用いる振りをしていた塁生に対して、雄星は剣を使うらしい。


雄星も、塁生と同じように悲しく辛そうな顔をしながら、腰元に携えているらしい剣を抜く振りをした。

そして、相手に斬りかかる――と思ったら、剣を振り下ろすことなく、足を止めた。


「――じゃあな。俺の、はじめての……」


最期は笑みを浮かべながら、その場に崩れ落ちる。

――そう。後攻の雄星は、わざと自分が斬られて、やられた演技をしたのだ。

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