Actors☆5(アクターズ☆ファイブ) ~5人で挑む、はじめての舞台~


「三人で何の話をしてるの?」


そこに、飲み物を買うために自販機に行っていた優希と雄星が戻ってきた。

塁生がアワード候補者や称号の話をしていたことを伝えれば、優希も好奇心を顔いっぱいに広げて話に混ざる。


「今日の授業で先生が話してたもんね。キングとかジョーカーになれる人って、どんな演技をするんだろう」

「ちなみに俺は、今年のジョーカーを狙ってくつもりだから」

「そっか、塁生くんなら本当に獲れちゃいそうだね。でも、僕だって負けないよ!」

「お、そんじゃあ優希はライバルだな」


楽しそうに笑い合っている優希と塁生を、二年生組はほのぼのしながら見つめる。


「何か、二人とも仲良くなってるじゃん。微笑ましいねぇ」

「う、うん。さすが陽の気を持つ一年生同士……陰キャオタクのぼくには、ちょっとまぶしいくらいかも……」


謙杜は目元を手で覆いながら、チラリと左の方に視線を向ける。

そこには、我関せずといった様子で台本に目を通している雄星がいる。

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