Actors☆5(アクターズ☆ファイブ) ~5人で挑む、はじめての舞台~


「こんにちは。俺のことを話題に出してもらえるなんて、光栄だな」


――その時だ。

五人の前に現れたのは、黒い髪に切れ長の目をした、舞台映えしそうな整った顔立ちをした男子生徒だった。

優希と塁生がポカンとしているのに対して、その人物のことをよく知っている琥太郎は「あ」と声を漏らした。

謙杜は、人見知りを発揮して俯いている。


「あの、どなたでしょうか。遊馬先輩たちのお知り合いですか?」


優希が聞けば、男子生徒は爽やかに微笑みながら自己紹介を始めた。


「俺は八乙女晃志(やおとめこうし)。三年生だよ。遊馬くんとは学年は違うけど、授業の一環で何回か話したことがある程度かな」

「ん? 八乙女って、もしかして……」

「ああ。俺は八乙女晃成の息子だよ」

「え? 息子?」

「待てよ。ってことはさ……」


優希と塁生の視線が同時に向いた先にいるのは、仏頂面をした雄星だ。

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