Actors☆5(アクターズ☆ファイブ) ~5人で挑む、はじめての舞台~
「そ、その、遊馬くんの言う通りでもあるんだけど……ぼく、アニメとかゲームとかが好きで。自分の興味のあるキャラとかなら、そのキャラに成り切って演じることが楽しいんだ。でも、皆で芝居をするってなると、当然、自分が好きなキャラだけを演じることなんてできないから。だから、ユニットは組まないって思ってたんだけど……でも朝比奈くんとなら、一回くらい、一緒に舞台に立ってみてもいいかなって思って……」
「へえ。でも、どうして優希となら、一緒に舞台に立ってもいいって思ったんですか?」
塁生の問いかけに、謙杜の目がきらりと光った。
「それはね! ぼくが大好きな“ファンガラ”を、朝比奈くんも好きだっていうからだよ! ファンガラ好きに、悪い人はいないから!」
「ファンガラ? 何それ?」
「んー、オレは知らないかな」
「俺も知らない」
塁生、琥太郎、雄星がファンガラを知らないと分かって、謙杜は落胆している。
「ファンガラは“ファンタスティック・ガラシア”っていってね、アニメやコミック、ゲーム展開までしている人気作なんだよ。僕はアニメで観ていたんだけど、魔術師たちが銀河を旅する物語でね。すっごくワクワクして面白いんだ!」
優希が説明すれば、謙杜は満足げにうんうん頷いている。