Actors☆5(アクターズ☆ファイブ) ~5人で挑む、はじめての舞台~


「次に、ヒロイン役の八乙女くん」

「はい」

「さすがの演技だったよ。些細な視線の動きや瞳の揺れからだけでも、王子からの求愛に対する戸惑いや嬉しさが伝わってくるようだった」

「ありがとうございます」

「姫の出番はあまり多くないし、特にアドバイスすることもなさそうだったけど……姫にしては少しクールというか、強気な感じがにじみ出ていた気がしたかな。もう少し淑やかさを意識してもいいかもしれないね」

「淑やかさ……はい、意識して演じてみます」


雄星の講評も終わり、謙杜、琥太郎と順に講評という名のアドバイスをもらっていく。


謙杜は、琥太郎も言っていた通り、舞台に立てば、がらりと人が変わるタイプだ。

先ほどまでの怯え様が信じられないくらい、生き生きとした演技をしていて、共に舞台に立つ雄星たちも驚かされた。

特にマレフィセントは圧巻の演技で、先生も褒めていた。

< 79 / 120 >

この作品をシェア

pagetop