狼上司が執着するのは
「あなたの無責任な行動のせいで彼女が辞めたらどうしてくれるんですか」
唖然としている間に距離を縮め、上から淡々と問いかける藤浪。
「いや、そういうつもりじゃ……」
「なるほど、最初からそれが目的ですか。まったく回りくどいことをする」
渡辺さんが答える隙を与えず、悠然と腕を組んで冷たい視線を送り続けている。
「俺を担当している葉山さんを辞めさせれば、間接的に俺に嫌がらせができるとでも?」
藤浪は感情が高ぶったり気を許してる人の前では、一人称が俺になるらしい。
今は前者だから、怒っているという認識で間違いない。
渡辺さんは図星らしく、激しく目を泳がせ、ビビり散らかしてダサすぎる。
「残念ですが無駄に決まってます。ウチの狂犬の図太さをナメないでください」
私も内心ビクビクしていたけど、藤浪が私をチラッと見ながら胸を張るものだから、おかしくなってこっそり笑ってしまった。
何を言ってるんだか。
狂犬と一匹狼、図太いのはお互いさまだ。
唖然としている間に距離を縮め、上から淡々と問いかける藤浪。
「いや、そういうつもりじゃ……」
「なるほど、最初からそれが目的ですか。まったく回りくどいことをする」
渡辺さんが答える隙を与えず、悠然と腕を組んで冷たい視線を送り続けている。
「俺を担当している葉山さんを辞めさせれば、間接的に俺に嫌がらせができるとでも?」
藤浪は感情が高ぶったり気を許してる人の前では、一人称が俺になるらしい。
今は前者だから、怒っているという認識で間違いない。
渡辺さんは図星らしく、激しく目を泳がせ、ビビり散らかしてダサすぎる。
「残念ですが無駄に決まってます。ウチの狂犬の図太さをナメないでください」
私も内心ビクビクしていたけど、藤浪が私をチラッと見ながら胸を張るものだから、おかしくなってこっそり笑ってしまった。
何を言ってるんだか。
狂犬と一匹狼、図太いのはお互いさまだ。