海咲学園なんでも解決部! ~ぼくたちが、どんな悩みでも必ず解決してみせますっ!~
「あの……、それってどういうことですか?」

 ぼくが顔をのぞき込んでたずねると、院瀬海くんはスッと目をそらした。

「いや、何でもない」

 あれ? はぐらかした?

「それじゃあ、葉山くん。僕は大事な用事を思い出したから、もう行くよ」

「あっ! 待って、院瀬海くん!」

 ぼくが大声で呼びかけたのに、彼はそそくさとぼくに背中を向けてしまった。

 さっきまでぼくを守ってくれていた、あの頼もしい背中が――、今ではそこに触れてはいけないような、分厚い壁に見えてくる……。
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