海咲学園なんでも解決部! ~ぼくたちが、どんな悩みでも必ず解決してみせますっ!~
「まあいいわ。どうせ、お友達じゃないんでしょう」

「えっ……?」

「だって、この子にお友達なんて一度もできたことないんですもの」

 じゃ、じゃあ……宙音くんは?

 院瀬海くんのことを、あんなに親しげに『天』と呼んでいる彼は、お友達じゃなかったの……?

「それじゃあ、私は理事長室に用があるから行くわ。天、明日こそちゃんと教室に行きなさいよ」

 そう冷たく言い残して、お母さんは出て行ってしまった。

 バタン、と生徒相談室のドアが、ぼくたちの目の前で閉まる。この部屋に、沈黙が流れ始めたそのとき。

「……葉山くん、ありがとう」

 えっ? ぼく……今、院瀬海くんにお礼をいわれた⁉

 びっくりして後ろを振り向くと、院瀬海くんが手の甲で目元をゴシゴシとこすっている。

「泣いてる?」

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