海咲学園なんでも解決部! ~ぼくたちが、どんな悩みでも必ず解決してみせますっ!~
「ねえ。……院瀬海くんと宙音くんって、昔は仲が良かったの?」

「え?」

 ぼくの質問に、院瀬海くんの目が一瞬泳いだ。

 ……ど、どうしよう。せっかくの穏やかな空気が、ぼくの余計な一言で凍りついていく。

「ごめん! さっきの質問は、忘れて……」

 謝って、なかったことにしようとしたとき、

「宙音は、ぼくの母方のいとこなんだ」

「えっ、そうなの⁉」

 さらっと答えた院瀬海くんに、ぼくは目を丸くした。

 てっきり、幼なじみかと思ってたけど、いとこ同士だったんだ……。

 言われてみれば、二人の顔立ちって、どことなく似ている気がする。

 それに、院瀬海くんのお母さんが、当然のように宙音くんを引き合いに出して、自分の息子を責めていた理由も、今の話を聞いてわかった気がした。

< 163 / 189 >

この作品をシェア

pagetop