海咲学園なんでも解決部! ~ぼくたちが、どんな悩みも必ず解決してみせますっ!~

16件目 待ちに待った文化祭!

 宙音くんと天くんが仲直りしてから、1ヶ月後。

 待ちに待った文化祭の日がやってきた。

 校舎の中には、手作りの看板がたくさん並び、教室はどこも華やかに飾り付けられている。

 外に出れば、屋台から漂うおいしそうな匂いと、楽しそうな笑い声がまざり合っていて、本物の夏祭りみたい。

 先輩、後輩、同級生に、他校の制服を着た子たち。保護者らしき大人の方や、学園の近くに住んでいる人まで――校内はどこも、たくさんの人でいっぱいだった。

「みんなー、こっちこっち!」

 蜜希くんが元気いっぱいに手を振って、ぼくらなんでも解決部のメンバーをある場所へ案内する。

「じゃじゃーん! 美術部の力作ですっ!」

 たどり着いたのは、海咲学園の正門前。

 そこには、見上げるほど大きくて、カラフルなアーチがかかっていた。

 ぼくたちはほぼ同時に息をのむ。

「おおおっ!」

「すっげー!」

「クオリティ高いな、これ」

「えへへ、ありがと」

 歓声を上げるぼくたちに、蜜希くんが肩をすくめてはにかんだ。

「毎日遅くまで、美術部のみんなと頑張って作ったんだ!」

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