海咲学園なんでも解決部! ~ぼくたちが、どんな悩みでも必ず解決してみせますっ!~
「院瀬海くん……ううん、天くん。きみは、もう一人じゃないよ」

 ぼくはそっと、天くんの背中に声をかけた。

 ――もう、天くんは一人じゃないよ。

 ――ぼくたちなんでも解決部が一緒にいるよ。

 その気持ちを言葉にこめて、天くんに向かってまっすぐに届ける。

「きみたちって……本当、おせっかい焼きだよね」

  天くんは振り返るなりクスッと笑った。

 すると、透き通った両目から、ぽろぽろと涙がこぼれ落ちていく。

 その表情は、ぼくたちと同じ中学2年生の男の子そのもの。

 等身大の、くしゃくしゃの泣き笑いだった。

 ふと、ぼくはあたりが明るくなっていたことに気づいて、窓の外へ視線を向けた。

 雨上がりの澄んだ空に、大きな虹がかかっている。

 それはまるで、ぼくたちのこれからを祝福してくれるように見えた。
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