海咲学園なんでも解決部! ~ぼくたちが、どんな悩みでも必ず解決してみせますっ!~
「ごめーん! これ作ってたら、すっかり遅くなっちゃった!」

 作ってたって、何を?

 ぼくたちは、春日井くんの周りに集まった。

「じゃじゃーん! これでーすっ!」

「こっ、これは……⁉」

 春日井くんが見せてくれたのは、一瞬『本物⁉』と見間違うくらいそっくりな、ゲーム機のダミーだった。

 紙でできたものとはいえ、表面には、液晶のツヤやボタンの立体感まで、色鉛筆で本物そっくりに描かれている。

 しかも、裏には本物と同じ色のボール紙が貼られていて、手に持ったときの厚みまで再現されていた。

「おおーっ!」

「す、すっげー……もはや芸術じゃん!」

 わっと興奮の声が上がる中、春日井くんは「ふふーん、すごいでしょ!」と得意げに胸を張った。

「本物が見つかったら、これと取り替えて! きっと、しばらくはごまかせるだろうから」

「はいっ! ありがとうございます!」

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