海咲学園なんでも解決部! ~ぼくたちが、どんな悩みでも必ず解決してみせますっ!~
 火花を散らしながら張り合う二人に、ぼくはあきれてため息をつく。
 はぁ……。二人とも足の速さは同じくらいなんだから、争ってないで協力すればいいのに。
 そうこうしている間に、犯人が廊下の角に差しかかった。
 曲がるときに足がもたついたのを、暗闇に慣れたぼくの目がとらえる。
「チャンスだ!」
 思わず叫んだ次の瞬間――。
「「つかまえたぁっ‼」」
 宙音くんと院瀬海くんのタックルが同時に決まり、犯人はビタンッ! と床の上に派手にのめった。
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