【blue】
約束の土曜日、あたしは吉祥寺駅に居た。
どちらの改札に居たらいいかわからなくて真ん中辺りの柱に寄りかかっていた。
しばらくすると電話がなる。
「もしもし今どこ居る?」
「真ん中辺」
「ははっ。真ん中って…俺、井の頭公園の方の出口に居るから」
「うん…わかった。そっち行く」
あたしは急いで出口に向かう。
居た。
涼太の後ろ姿が見えた。
はぁ。
緊張する。
あたし緊張してばっかりだ。
「涼太…」
あたしは声をかける。
涼太は振り返ってニッコリ笑う。
「おっ」
涼太はあたしの手を掴んで歩き出す。
うっ…
なんだろう。
胸が痛い。
どちらの改札に居たらいいかわからなくて真ん中辺りの柱に寄りかかっていた。
しばらくすると電話がなる。
「もしもし今どこ居る?」
「真ん中辺」
「ははっ。真ん中って…俺、井の頭公園の方の出口に居るから」
「うん…わかった。そっち行く」
あたしは急いで出口に向かう。
居た。
涼太の後ろ姿が見えた。
はぁ。
緊張する。
あたし緊張してばっかりだ。
「涼太…」
あたしは声をかける。
涼太は振り返ってニッコリ笑う。
「おっ」
涼太はあたしの手を掴んで歩き出す。
うっ…
なんだろう。
胸が痛い。