これは果たして恋なのか。

 この気持ちを伝えたら、笑ってくれると思ってた。いつもみたいに、ひまわりのような笑顔で応えてくれると思ってた。

なのに、雛菊は一瞬ぽかんとして、

怒った。

 見たことない顔をして、まるで裏切り者を見るみたいに僕を見て、叫んだ。

「違う、違うよ!!なんでそんなこというの?ひな達、姉弟でしょ!?」

思ったのと違う反応に呆気にとられた僕は、それでも何とか言葉を返した。
 どうして怒っているのかわからなかった。

「で、でも、ぼくたち"ぎきょうだい"でしょ?それなら結婚できるって…」

「できるできないの問題じゃない!」

雛菊は泣きそうな顔をした。

「やっと…、やっと家族ができたの。お父さん、今までよりずっと幸せそうなんだよ!ひなたちは、家族じゃなきゃ行けないの!!姉弟じゃなきゃ、ダメなんだよ」

雛菊の悲痛な顔に、声に、ぼくはようやく自分の失敗を悟った。

「お願い蒼、ひなの弟でいて」

ぼくには、頷くしかなかった。
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