これは果たして恋なのか。
蒼だ。

どうやら、料理音痴の私が所属するグループの昼食が無事できたのか心配で、わざわざ蒼の班の分を少し分けて貰ってきたらしい。

蒼の手には皿に上手く盛り付けられた料理が乗っている。

「なに、そんなにわたしが心配なの?てか蒼の班の人たちに申し訳ないよ」

「それは大丈夫。例の女子に捧げられた分だから。逆に姉さんがいてこのクオリティのご飯ができたことに驚いてるんだけど」

蒼はテーブルにのっている食べかけの料理から、みぞれたちに視線を移した。

────ら、なんか5人が固まっている。

「え、何みんな。どしたの?」

「いや、…美形が揃うとこんなインパクトが強いんだなって」

「もう空間が別」

「だっさいジャージがブランド物に見えるわ」

「ドラマ撮影ですかね?これ」

「僕ここにいてもいいのかな」

言いたい放題だ。

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