これは果たして恋なのか。
「いや意外だわー。木下サンでも出来ないことってあるんだね」
「そりゃあるよ」


みぞれと杉野くんによってお役御免となった四人は隅の方で大人しくすることになった。

学校では勉強も運動もできる方な私の欠点を山浦くんが茶化してくる。

「こりゃ、木下サンと結婚する人は料理上手じゃなきゃダメだね。一人暮らしとかしたら死にそう」

「いや人のこと言えないでしょ」

「「それはそう」」


春夏と河野くんの同意に、山浦くんの顔が渋くなった。

「なんだよ!お前らも料理音痴なくせに」

四人でブハッと吹き出す。

そのまま大笑いしていると、料理係の2人からお叱りを受けてしまった。

楽しい。
 森の近くだからか、空気が澄んでいて風が気持ちいい。


それから10分ほど。どうやら昼食が完成したようだ。

「出来たよ、ありがたく食しな」

ドヤ顔で美味しそうな品々を並べる2人に、私たちは感服。

ははーっ。と臣下のごとく頭を下げて、ありがたくみんなでいただく。

舌鼓を打っていると、後ろから声がかかった。

「姉さん!これ良かったら────ってなんだ、ちゃんとできたんだ」



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