共依存の悪魔
<数日後、イステルの喫茶店>

カラン、カラン、

イステル
「いらっしゃいま…!」

ルーシャ
『お姉ちゃん!久しぶり!』

イステル
「ルーシャ…?!お母さん…?!」

クレマ
『1年ぶりだね…最後に逢ったのは、イステルがお店を始める前かねぇ。』

思いがけない再会。

去年、私が実家で悪魔のジルベラを呼び出して以来だ。

気のせいか、お母さんは土色だった顔色が少し良くなった。

ルーシャはまだ松葉杖を使っているが、去年より歩き方がスムーズになっていた。

イステル
「来てくれたのは嬉しいけど、松葉杖でこの街まで来るの大変だったでしょ?」

クレマ
『大変だったけど、ルーシャがどうしても行きたいって聞かなくてね。』

ルーシャ
『実家で逢った時から、お姉ちゃん楽しそうだったから、直接見たかったの!』

クレマ
『おかげでルーシャも元気になったみたいでね…。』
< 35 / 43 >

この作品をシェア

pagetop