光王子と月夜のシンデレラ
この学校のクエストシステムは将来を見据えた勉強、という根底はあるものの、やはり将来を見据えて報酬も出るようになっている。
さすがに金品というわけにはいかないので、クエストを受けて完了したら、ポイントが付与される仕組みだ。
このポイントは学校内でのお金として使えるので、学食の支払いに充てる人が多い。
もちろん、クエストを出した側も情報提供の報酬としてポイントは付与される。
ちなみに、誰が出したとか、受けたかとかはわからないよう、クエストに関しては各自にプレートで与えられたコードネームと呼ばれるナンバーで登録されるようになっている。
昨日俺が見た彼女のコードネームはNo.30。俺はNo.72だ。
「少しでも両親の負担を減らせるならいいのかなって」
「それなら、佐倉さんこそ特待生目指さないの?」
「……今宮くん。私に勉強面で模範になれると思いますか?」
「……」
「ちょ、沈黙は一番傷つきます!」
もう!と笑いながら話すその顔は、普段の彼女からは見たことない表情だ。
そういえば、お互い聞きたいことが多いとはいえ、初めてこんなに話したな。
「……今宮くんこそ、特待生目指せますよね」
「まあ。けど、クエストって今日みたいに危険も多いしね。どこまで実績積めるか……」
「でも……今宮くん、強いですよね?」
「……」
「一昨日の助けた日……あの時、あえて無抵抗にしていただけで、今宮くんなら相手を倒せましたよね?ずっと、気になっていたんです、何でだろうって」
「……さすがに鋭いね」
さすがに金品というわけにはいかないので、クエストを受けて完了したら、ポイントが付与される仕組みだ。
このポイントは学校内でのお金として使えるので、学食の支払いに充てる人が多い。
もちろん、クエストを出した側も情報提供の報酬としてポイントは付与される。
ちなみに、誰が出したとか、受けたかとかはわからないよう、クエストに関しては各自にプレートで与えられたコードネームと呼ばれるナンバーで登録されるようになっている。
昨日俺が見た彼女のコードネームはNo.30。俺はNo.72だ。
「少しでも両親の負担を減らせるならいいのかなって」
「それなら、佐倉さんこそ特待生目指さないの?」
「……今宮くん。私に勉強面で模範になれると思いますか?」
「……」
「ちょ、沈黙は一番傷つきます!」
もう!と笑いながら話すその顔は、普段の彼女からは見たことない表情だ。
そういえば、お互い聞きたいことが多いとはいえ、初めてこんなに話したな。
「……今宮くんこそ、特待生目指せますよね」
「まあ。けど、クエストって今日みたいに危険も多いしね。どこまで実績積めるか……」
「でも……今宮くん、強いですよね?」
「……」
「一昨日の助けた日……あの時、あえて無抵抗にしていただけで、今宮くんなら相手を倒せましたよね?ずっと、気になっていたんです、何でだろうって」
「……さすがに鋭いね」