光王子と月夜のシンデレラ
今宮くんに手招きされ、恐る恐る近づく。
「手出して」
片手を出すと、そこに今宮くんは輪ゴムを入れた。
今宮くんは私の手を包むように自分の手を重ねて握らせると、反対の手で指を鳴らした。
「はい、開いてみて」
「?」
手を開いてみると……
輪ゴムがあったはずのそこには、綺麗なピンクの石が付いた髪ゴムがあった。
いつのまに……
驚くのと同時に、お客さんから拍手と歓声が沸き起こる。
え……どういうこと……?これは何……?
「ふっ……いい顔」
してやったり顔の今宮くんが耳元でささやく。
ちょうどその時、文化祭終了の校内放送が流れた。
来場者が帰っていく。
未だに何が起こったのか頭が追い付いていないけれど、これだけは分かる。
「今宮ー!すげえ!!マジックまでできんのかよ」
「那都くんヤバくない?かっこよすぎる」
「あたし本気で好きになっちゃいそう!」
今宮くんがこのピンチを救ってくれて、最高の文化祭になったこと。
どんどんと今宮くんの素顔をみんなが知っていくこと。
今宮くんがものすごくかっこいいこと。
「未桜!お疲れ様!よく頑張ったね」
「新菜ちゃん!最後ピアノありがとう!」
「未桜ちゃんのおかげで最高の文化祭だったよ~」
「佐倉、お疲れ!」
「みんな……こちらこそありがとう!」
ポーっとみんなの笑顔を見ていた私に、たくさんの声がかかる。
嬉しい……勇気を出して、やってよかったな。
感謝と嬉しさとドキドキの中に混じった、なぜか少しの切なさ。
そんな気持ちを抱えて……
無事に文化祭、閉幕です!
「手出して」
片手を出すと、そこに今宮くんは輪ゴムを入れた。
今宮くんは私の手を包むように自分の手を重ねて握らせると、反対の手で指を鳴らした。
「はい、開いてみて」
「?」
手を開いてみると……
輪ゴムがあったはずのそこには、綺麗なピンクの石が付いた髪ゴムがあった。
いつのまに……
驚くのと同時に、お客さんから拍手と歓声が沸き起こる。
え……どういうこと……?これは何……?
「ふっ……いい顔」
してやったり顔の今宮くんが耳元でささやく。
ちょうどその時、文化祭終了の校内放送が流れた。
来場者が帰っていく。
未だに何が起こったのか頭が追い付いていないけれど、これだけは分かる。
「今宮ー!すげえ!!マジックまでできんのかよ」
「那都くんヤバくない?かっこよすぎる」
「あたし本気で好きになっちゃいそう!」
今宮くんがこのピンチを救ってくれて、最高の文化祭になったこと。
どんどんと今宮くんの素顔をみんなが知っていくこと。
今宮くんがものすごくかっこいいこと。
「未桜!お疲れ様!よく頑張ったね」
「新菜ちゃん!最後ピアノありがとう!」
「未桜ちゃんのおかげで最高の文化祭だったよ~」
「佐倉、お疲れ!」
「みんな……こちらこそありがとう!」
ポーっとみんなの笑顔を見ていた私に、たくさんの声がかかる。
嬉しい……勇気を出して、やってよかったな。
感謝と嬉しさとドキドキの中に混じった、なぜか少しの切なさ。
そんな気持ちを抱えて……
無事に文化祭、閉幕です!