初恋が終わらないのは、菖蒲くんのせい
第二話 初恋の味
「じゃーん、私たちの考える“初恋”、真帆と一緒に考えてデザインを作ってみたの」



今日は会社ではなく、駅前のファミレスにみんなで集まることになっていた。


一番最後にやってきた神谷さんが席に腰掛けると、鞄から一枚のポスターを取り出して机の上に広げた。


ペットボトルから吹き出した炭酸水がはじけ、様々な色の泡が光り輝いているシンプルだけど、見ていて爽快な気持ちになるポスターだった。



「やっぱり初恋って、甘酸っぱくてときめきを感じる青春を思い出す言葉じゃん?だから一目見て青春ってわかるポスターにしてみたの。昨日あの後二人で話して、真帆がタブレット端末で作ってくれたやつを印刷したんだ」
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