シルクロードはキケンな香り?

それは、デートの途中に

「絹南?どうかした?」


付き合い始めてから日課になった毎日の放課後デート。


心配そうに竜哉がこっちを見ていた。



「ごめん…何でもないよ」



先生に言われたことが頭の中をぐるぐる回っていた。



むしろ腹立っていた。


何であんなこと言われなきゃ行けないのか…




「絹南、ブランコのあるとこ行こうぜ!」

無邪気な竜哉に癒やされ2人で公園で楽しく遊んだ。





しばらく遊んで
ベンチに2人座ってまったりしていた。



竜哉がそっと肩を抱いてきた。



なんだか恥ずかしい…!



「絹南」


名前を呼ばれると


竜哉の顔が近づいてきた。


柔らかい唇。
優しいキス。



竜哉との初キスだった。
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