"Mr&Mrs Ogiwara detective office" 事件簿1
そして今事務所の会議テーブルに、鴻池副所長、夏目副社長、陽太、結花と一緒に座っていると言う訳だ。

まず事の初めから長坂千沙に依頼を受けるまでを結花が話した。

次に夏目がこちらに来た時に大井小百合の隠し撮り写真を見て4年前の結婚詐欺の加害者だとと言うのが判明した。

夏目が担当したので、その時の話も合わせて説明してくれた。

典型的な結婚詐欺で、その時はマッチングアプリで知り合った男2人同時に持ち掛けた犯行で、親の入院で手術費用がいると言って一人から200万程を受け取っていた。

もう一人は自分の経営する事業の一時的な支払いのために200万貸してほしいと言う事業の一時資金の借入を持ち掛けられたのだ。

こちらの方は寸借詐欺だという事になるのだろう。

つまり返す気もないのに嘘をついて金を借りる行為だ。

その男から警察に相談があったのだ。

その男にお金は用意するが少し時間がかかると言ってお金を渡すのを引き延ばさせて、捜査の時間稼ぎをしてもらったそうだ。

その間に調べて200万渡す前に捕まえられたと言っていた。

その時はすぐに居所を変えるつもりで高跳びしようとしていたところを間一髪だったと夏目は言った。

名前も偽名で住所もでたらめ勿論事業なんてやっていなかった。

過去にも被害届が出ていた件についても調べられたらしい。

こういう犯罪はなかなか被害届は出ないという事だ。

女に騙されてお金を巻き上げられたと言うのは男にしたらちょっと恥ずかしい話なのだろう。

きっとそんな事を繰り返していただろうと思われたが、被害届の出ていたのは一人だけで300万という高額のお金だったから被害届を出したのかもしれない。
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