"Mr&Mrs Ogiwara detective office" 事件簿1
圭介が居ない時に、たまに調査係の陽太に食べられているが…

陽太がお昼に事務所にいるときは彼に丼物をささっと作ってやるときもある。

陽太は一人暮らしなので結花が何か作ってやると大げさなほど大喜びするのだ。愛い奴じゃ。

そうすると圭介がやきもちを焼くそれをみんなで揶揄うと言う一連の流れでもある。

まあ、事務所のみんなは仲が良くていい事だ。

結花はお菓子作りも好きなので、事務所内にはいつも結花の手作りのクッキーや焼き菓子が置いてある。

5階のキッチンは装備もすごい。食洗器はもちろんビルトインオーブンやパントリーにはワインセラーもある。

ビルトインオーブンを使って結花のお菓子作りにも拍車がかかる。

休みの次の日にはシュークリームやスイートポテトにシフォンケーキがお目見えすることもある。

ちなみに練馬にあるもう一つの会社は、法人の調査を受け持つK&Y research firmと言うこちらも圭介が社長をしている。

副社長の夏目雄太(なつめゆうた)の妻で事務・経理を担当してもらっている裕美がみんなのお昼を作ってくれている。

裕美は子宮の摘出で子供は望めなくなってしまったことでほんの1年位前に結婚した夏目との離婚も考えて一時落ち込んでいたようだが、K&Y research firmで働き始めて、若い3人の男子の食事の世話をするようになり、仕事でもやりがいがあると言って今は前にもまして元気溌剌としている。

それを一番喜んでいるのが夫の夏目副社長だ。

40歳を超えての裕美との結婚は、事情により刑事を辞めなければならなかったそうだ。

圭介の上司でもあった夏目は刑事の仕事に誇りを持っていただろうに、あっさりと裕美を優先させたのだ。

それほどまでに裕美を愛しているのだ。とっても仲の良いご夫婦だ。

子供はできなくてもいいとただ裕美が笑って側に居てくれればそれでいいと言って刑事を辞めたのだが、40過ぎての再就職はなかなか厳しかったようだ。

圭介のオファーは本当に嬉しかったようで、彼も今は営業を中心に頑張っている。
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